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K‘sセミナーでの九年間を振り返って② (授業見学会にて)


まず、コミュニケーション力養成講座で、先生の出すテーマを受け、即座に三分間スピーチを展開するというトレーニング。時間配分を考えながら論点を絞り込み、構成力、表現力を発揮しなければならない。自分の持てる国語力の総力を挙げて、説得力のある話し方が求められる。ここで私は、先生や先輩たちから何度も好評価をいただいた。「話す力」はこの一年でかなり鍛えられたように思う。

異学年で学ぶセミナーの環境は、私を確実に成長させてくれた。先輩を目指して追いかける後輩の真剣な姿勢、追い越されまいとする先輩としてのプライド、その両方を経験してきた。学年を超えてまさに切磋琢磨し合える環境にあるのが、このセミナーだといえる。

セミナーでのこれまでの学びを振り返ったとき、意味がないと思ったものは何一つない。小さな学びの一つ一つが、すべて意味を持ち、私に大きな価値を与えてくれた。価値ある学びを蓄えて、今の私がいる。高校という新たな環境の中で、「話す力」「書く力」「表現する力」が活かされ、様々な場面で評価を受けている。この力は紛れもなくセミナーで培った力だ。それも昨日今日の学びではなく、長い時間をかけ、継続してきたからこその力だ。価値ある豊かな学びだったと心から思える。小学二年で入塾した私が、九年の歳月を経て、この春からセミナーでの最年長者になる。全ての学びが活かされて、今の私がいる。学ぶほどに、まだまだ学び足りないと思う私がいる。

 

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